2013(平成25)年「子どもが選ぶ重大ニュース」と「100字コメントコンクール」で構成。子どもたちが現代社会をどう見ているかを調査・集計。
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2013年を子ども達はこう見た!
− 私たちの想いを伝えたい −
『重大ニュース』と『100字コラム』

第16回「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)調査報告



「現代用語能力検定」「作文検定」「小論文検定」などを主催する、内閣府認可NPO現代用語検定協会では、2000年より「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)を実施しています。この事業は、『重大ニュース』と『100字コラムコンクール』の応募で構成されています。今回で第16回目となるこの事業は、NPO次世代教育推進機構、(株)自由国民社、教育開発出版(株)の御協力を得て、2013年11月20日〜12月13日に実施し、このほど、その集計結果をまとめました。なお、この調査は、全国の約1300名の児童・生徒が参加、アンケート記入方式で実施しています。
さまざまな情報があふれる社会状況のなかで、現代の子ども達が2013年の出来事に対してどのような関心を持ったかの一端を垣間見ることができる結果となっています。


●主 催
●協 賛
●協 力

NPO現代用語検定協会
NPO次世代教育推進機構
「現代用語の基礎知識 学習版」編集室
教育開発出版(株)


● 「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)とは

 内閣府認可の特別非営利活動法人 現代用語検定協会では、『現代用語の基礎知識 学習版』編集室(自由国民社)と協力し、2000年より「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)を実施しています。
 本事業は『子どもが選ぶ重大ニュース』の調査と『100字コラムコンクール』で構成され、子どもたちが今起こっているニュースにどのような関心をもっているかを、「現代用語能力検定」の受験者、学校や学習塾、ホームページを通じて調査・集計するものです。子どもたちの現代社会に対する関心や情報理解力を高めて、自己の考えを明確に表現する力の養成をめざして実施されているものです。


 


= 目次 =

子どもが選んだ2013年重大ニュース

調査・集計方法

『100字コラムコンクール』

2013年 応募要項 <受付終了>



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●子どもが選んだ2013年重大ニュース


順位 ニュース項目 ポイント
2020年夏季五輪は、東京で開催
8241
消費税8%に
6655
富士山、世界遺産へ
6647
日本シリーズ、楽天が日本一。田中投手活躍
5346
宮崎駿監督引退
5305
体罰問題
4939
台風で大きな被害
4349
メニューの偽装表示
4293
特定秘密保護法案
3599
10
汚染水問題
3261


「夏季五輪 東京で開催」に高い関心
「消費税8%」「富士山」「楽天日本一」にも多数のコラム

 2013年のニュースで子どもの心に残ったトップ5のテーマは、2020年夏季五輪は、東京で開催/消費税8%に/富士山、世界遺産へ/日本シリーズ、楽天が日本一。田中投手活躍/宮崎駿監督引退――でした。1位の夏季五輪東京開催に関心が集中しましたが、それ以降の順位ではそれぞれに大きな開きはなく、一人ひとりの興味・関心に応じて様々なニュースが幅広く注目されたことがうかがえます。なお、11位には「4人に1人が高齢者」、12位に「JR北海道問題」、13位に「国内観測史上最高気温を更新」が入っています。

 コラムでも、1位から5位のテーマを取り上げたものが多くありました。これら5つのテーマは子どもの生活に密着していて関心が大きく、子どもたちに強い印象を与えたことが感じられました。明るく、楽しいニュースが上位を占める中、政治・経済・国際問題に関しては、子どもたちから厳しい視線も向けられています。子どもたちの心に湧き起こる純粋で素朴な疑問、問題提起は、大人が忘れてはならない大事なことを教えてくれます。

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●調査・集計方法


●調査・集計方法
 この調査は小学4年生〜中学3年生までの子ども達に、2013年1月から11月までに報道された<国際情勢><政治/経済><情報/社会><環境/科学><文化/スポーツ>の5つの大分野ごとの出来事から2013年の重大ニュースを選んでもらうことを目的に実施されます。
 調査方法は、現代用語検定協会が候補ニュースを選定して応募シートを作成、そのシートに一人ひとりのベスト10を記入してもらう方法をとります(24項目以外のものは記述式で受けつけました)。調査期間は2013年11月20日〜12月13日までとし、協力を得た学校や学習塾での直接アンケート及びホームページなどでの応募を受けつけたところ、投票総数は1271通でした。
 集計方法は各アンケート1位記入項目を10ポイント、10位を1ポイントとして、各ニュース項目ごとに集計し、ポイント数によりランク付けされます。

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●『100字コラム』コンクール


「100字コラム」コンクール 

 

 J・J大賞『100字コラムコンクール』は、「あなたが重大ニュースのベスト10に選んだできごとからひとつを選び、そのできごとに関するコメント(意見や解説など)を100字前後で書きなさい」という記述式によるアンケートです。重大ニュースに応募した9割以上の子どもたちが、自分が選択したニュースのコメントを寄せてくれました。
 その中から優秀な作品を受賞作品として選定し、受賞者には賞状及び副賞を主催者から贈呈しています。
 なお、以下入賞作品の発表に際しては、個人情報保護の立場からすべて匿名としました。


●入賞コラム

「100字コラム」コンクール入選作品は以下をご覧下さい。

 【 大賞 】


「絆をつなぐ」
今や「忘れる間」もなく世界中に起こる自然災害。最新の防災システムを構築するのは勿論のこと、今こそ昔ながらの地域の絆をしっかり繋ぎ大切にするべきではないだろうか? 「その時」助け合えるのは、間違いなく近くに居る人たちとなのだから。 (中学2年)

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 【 優秀賞 】


「プライバシーの壁」
実は聞かれている。そんな感覚で会話をしている人は少ないだろう。でも実際はどこにいても聞かれていた。プライバシーというものはなくなってしまったのだろうか。国と国で探りあっていては始まらない。やはり、会って話すのが友好への道だと思うのだ。 (中学2年)

「消費者を裏切る」
メニューの偽装表示、初めてそのニュースを聞いた時、私は思った。お店側の人はただ得をしたいだけなのではないか、と。日本食が世界から注目を浴びている今、そんな事をしてもいいのだろうか。消費者の気持ちを考えてこそ、「日本食」なのだと思う。 (中学1年)

「化学兵器を花束に」
化学は人間の可能性を広げてくれる。医薬品や食品、植物のための土壌まで化学なしでは発展しなかった。そんな化学も使い方を間違えば、凶器となる。それで苦しむ人がいる。世界の国々が銃や化学兵器を花束に持ち替えた時こそ真の意味で化学は発展するだろう。 (中学2年)

「忘れてはいけない備え!」
2013年11月8日、フィリピンレイテ島に上陸した台風30号。犠牲者の数とニュースの映像を見て東日本大震災を思い出した。異常気象による災害。いつ起こっても不思議ではない状況に備えが欠かせない。家族との話し合い。私はまずそこから始めたいと思う。 (小学5年)

「笑顔を届ける」
私の中の宮崎駿監督というのは、「笑顔を届ける。」である。例えば、あの有名な「千と千尋の神隠し」の物語では、悲しい試練を乗りこえた後の幸せな笑顔など、みている人も明るい気持ちになれる。監督が引退するのは残念だけど、作品はずっと笑顔を届けるだろう。 (小学6年)

「感情とは、人に動かされるもの?」
人はすぐに噂で動かされる。そのうちの1つが参議院選挙である。今年の選挙では自民党が圧勝したが前回の選挙では民主党が勝ちました。考えてみるとどちらもテレビでこっちの方がと言われた党です。このことで、人はすぐ動くわけではなく動かされるんだと思いました。 (中学3年)

「僕とおなじ年」
僕と同じ13歳の子がシリアから逃げて難民キャンプで生活をしている番組を見た。お父さんは死んでお母さんは病気。お金がないけど、その子が働けるお店はなかった。弟や妹達の為にお金がほしいと言っていた。僕があの子だったら何ができるだろうか。 (中学1年)

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 【 入選 】


「予想外の結果」
日本シリーズはセリーグで圧倒的に強かった巨人が優勝すると思っていた。だけど最終戦まで戦って負けてしまった。なぜ楽天が優勝できたのか、それは被災地の人達のために勝つという気持ちがすごく強かったから勝利の女神が楽天にほほえんだのかもしれない。 (小学6年)

「食材には罪は無い」
初めてニュースで見たときは驚いた。こんな身近に問題があるなんて思ってもみなかった。家族で外食に行った時には、疑ってしまった。おいしい食べ物を疑ってしまい残念である。消費者を裏切るような事は起こってほしくない。提供する側として自覚をもってほしい。 (中学3年)

「1つの手」
消費税が上がるのは、残念だ。でも、そのかわり消費税が上がることで良いこともある。1つ目、日本の借金が少しでもへるかも。2つ目、むだづかいをなくす。良いことが2つも。残念だけど賛成だ。これは1つの手かも! (小学5年)

「富士山、世界い産へ」
私は、静岡県民だ。だから、朝目ざめると毎日のように富士山が見える幸せ者だ。そして、この前学校の行事で朝霧高原に行った。朝霧高原では富士山がとても美しく広大に見えた。そんな親しみのある富士山をこれからも大切に守っていかなければならないと思った。 (小学5年)

「乱れる世の中」
罵声が飛び交う国会。反対する大勢の人々。こんな世の中で本当に公平な判断ができるのか。国を良くするための法だというのなら人の話に最後まで耳をかたむけ、国民を不安や不満でおおうような大人げない行為はやめるべきた。 (中学2年)

「危機感をもつ」
「今年は去年より暑い」毎年耳にする言葉だ。この先もずっとこの調子でいくと私たちが大人になった時はどのくらい暑くなるか。そうならないためにも「今」を大切にし、行動するべきだ。もっと未来への危機感をもつべきだと思う。 (中学1年)

「教える前に見直しを」
大人は子供に「嘘をつくな」と教える。しかし、このニュースはその子供に教えた大人が、引き起こしたのだ。しかも、命に関わる食について嘘をついたのだ。そんな人たちが平気で嘘をつき見つかるまで発表しない。こんな理不尽な世の中でいいのか、疑問をもつ。 (小学6年)

「『ちょっと』は積もると『たくさん』になる。」
環境問題。特に私は木の過剰伐採をよく聞く。なぜ、人間は環境を壊すという道を選んでしまうのか。これは一人一人が「自分だけだし、ちょっとだから。」と思ってしまうから。でもこの「ちょっと」が「たくさん」につながる。私は地球の一員として「ちょっと」をなくしたい。 (中学1年)

「『人権』と『指導』のバランス」
中国の政治のしくみは、国民に協力な指導ができるようになっている。しかし、その一方で権力を濫用し、国民の人権を無視してはいなかったか。中国は、今こそ本当の意味で「大人」になり、一から国を見つめなおすべきではないだろうか。 (中学3年)

「体罰という刃」
大阪市の高校や柔道界で発覚した体罰。これにより、自ら命を絶った人もいる。好きでやっている部活、スポーツ。それを楽しみ、より上達させる場で、好きなものをもっと極めたいという純粋な心を、体罰という刃で傷つけて良いものなのだろうか? (中学3年)

「報道のあり方」
楽天の日本一に田中投手が大きく貢献した、というのは事実だ。しかし、メディアが過熱しすぎたせいか、ほかの選手の存在が薄れてしまった気がする。その人たちの気持ちを考えると、少し切ない。報道のあり方について、考えさせられた。 (小学6年)

「忘れてしまった大切なもの」
メニューの偽装問題。これは人がもうけるという欲にかられて起きたことだ。美味しいものを食べてもらいたくて料理を出しているはずなのに、目的がすりかわっている。利益より先に味にこだわり、料理を食べてもらえる喜びを思い出すべきではないだろうか。 (中学3年)


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●2013年 応募要項
≪応募受付は終了いたしました≫


■応募期間
2013年11月20日 〜 12月13日

■対 象

小学4年〜中学3年生

■発 表
2013年12月末

■ 賞

「100字コラムコンクール」応募者の中から大賞、優秀賞、佳作を選定し、賞状と副賞(関連出版物「現代用語の基礎知識 学習版」他、文具券)などを贈ります。

■J・J大賞選考委員(順不同)
井手重昭 (元NHK解説委員/NPO現代用語検定協会代表理事)
片岡 輝 (前東京家政大学学長/NPO現代用語検定協会理事)
大野幹憲 (弁護士/NPO現代用語検定協会理事)
「現代用語の基礎知識 学習版」編集室
NPO次世代教育推進機構

■発 表
集計結果および「100字コラムコンクール」入賞作品は、当ホームページに掲載、現代用語検定協会の関連出版物でも掲載されます。

■応募方法

応募シートに記入後、下記の住所に郵送するか、FAX、メールで応募して下さい。

NPO現代用語検定協会
〒206-0823 東京都稲城市平尾1-54-6
TEL.042-331-2172 / FAX.042-350-6217

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