2011(平成23)年「子どもが選ぶ重大ニュース」と「100字コメントコンクール」で構成。子どもたちが現代社会をどう見ているかを調査・集計。
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第13回(2012年/平成24年) 上半期 ジュニア・ジャーナリスト大賞(J・J大賞)
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2012年上半期を子ども達はこう見た!
− 私たちの想いを伝えたい −
重大ニュース』と
『100字コラム』

第13回「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)調査報告



「現代用語能力検定」「作文検定」「小論文検定」などを主催する、内閣府認可NPO現代用語検定協会では、2000年より「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)を実施しています。この事業は、『重大ニュース』と『100字コラムコンクール』の応募で構成されています。今回で第13回目となるこの事業は、NPO次世代教育推進機構、NPOベターライフスタイル、(株)自由国民社、(株)ケーエスコーポレイション、教育開発出版(株)の御協力を得て、2012年6月1日〜7月13日に実施し、このほど、その集計結果をまとめました。なお、この調査は、全国の約2000名の児童・生徒が参加、アンケート記入方式で実施しています。 さまざまな情報があふれる社会状況のなかで、現代の子ども達が2012年上半期の出来事に対してどのような関心を持ったかの一端を垣間見ることができる結果となっています。


●主 催

●協 賛

●協 力


NPO現代用語検定協会
(株)ケーエスコーポレイション
NPO次世代教育推進機構
NPOベターライフ・スタイル
「現代用語の基礎知識 学習版」編集室
教育開発出版(株)



● 「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)とは

 内閣府認可の特別非営利活動法人 現代用語検定協会では、『現代用語の基礎知識 学習版』編集室(自由国民社)と協力し、2000年より「ジュニア・ジャーナリスト大賞」(J・J大賞)を実施しています。
本事業は『重大ニュース』の調査と『100字コラムコンクール』で構成され、子どもたちが今起こっているニュースにどのような関心をもっているかを、「現代用語能力検定」の受験者、学校や学習塾、ホームページを通じて調査・集計するものです。子どもたちの現代社会に対する関心や情報理解力を高めて、自己の考えを明確に表現する力の養成をめざして実施されているものです。

 


= 目次 =

重大ニュース

調査・集計方法

『100字コラムコンクール』

2012年上半期 応募要項



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●重大ニュース



■ 2012年上半期集計結果上位10 ■

順位 ニュース項目 ポイント
金環日食観測
8930
東京スカイツリー開業
8460
竜巻で大きな被害
6462
トキにヒナ誕生
5786
電気料金値上げ
4282
国内の全原発が停止
4010
ダルビッシュ有、メジャーリーグへ
3857
北朝鮮、金正恩体制
3476
富士山と鎌倉、世界遺産の推薦書を提出
2394
10
イラン核開発問題
1918


「金環日食」「東京スカイツリー開業」に高い関心
「金環日食」に多数のコラム

 子どもの心に残ったトップ5のテーマは、金環日食観測/東京スカイツリー開業/竜巻で大きな被害/トキにヒナ誕生/電気料金値上げ――となります。昨年は「東日本大震災」「東京電力福島第一原発事故」「なでしこジャパン」が4位に大差をつけてのトップ3となりましたが、今回は、「金環日食観測」と「東京スカイツリー開業」が3位に大きく差をつけました。

 コラムで取り上げたテーマでは、「金環日食観測」に関するものがおよそ半数を占めていました。暗いニュースが多かった中、明るい光が心に残ったかに見えます。また、「竜巻」「トキのヒナ」に関するコメントも多く、自然の力に対する想いが多かったようです。昨年の東日本大震災は子ども達の心に大きな影響を与え、被災地への想い、家族の大切さ、人と人の絆の大切さ、感謝の気持ち、などがコメントに多くよせられました。今回の「原発」「節電」に対するコメントは、震災から1年半が過ぎようとする中、感情が落ち着いたところが見られるコメントが目立ちました。

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●調査・集計方法


●調査・集計方法
 この調査は小学4年生〜中学3年生までの子ども達に、2011年末より12年5月31日までに報道された、<国際情勢><政治/経済><情報/社会><環境/科学><文化/スポーツ>の5つの大分野ごとの出来事から2012年上半期の重大ニュースを選んでもらう方法で実施しました。
 調査は、現代用語検定協会の理事が候補ニュースを20項目選定して応募シートを作成、そのシートをもとに一人ひとりのベスト10を選んでもらう方法をとりました(20項目以外のものは記述式で受けつけました)。調査期間は12年6月1日から7月13日までとし、協力を得た学校や学習塾での直接アンケート及びホームページなどでの応募を受けつけたところ、投票総数は1180通で無効回答はありませんでした。
 集計方法は各アンケート1位記入項目を10ポイント、10位を1ポイントとして、ニュース項目ごとに集計し、ポイント数によりランク付けしています。

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●『100字コラム』コンクール


「100字コラム」コンクール 

 

 J・J大賞『100字コラムコンクール』は、「あなたが重大ニュースのベスト10に選んだできごとからひとつを選び、そのできごとに関するコメント(意見や解説など)を100字前後で書きなさい」という記述式によるアンケートです。重大ニュースに応募した9割以上の子どもたちが、自分が選択したニュースのコメントを寄せてくれました。
 その中から優秀な作品を受賞作品として選定し、受賞者には賞状及び副賞を主催者から贈呈しています。
 なお、以下入賞作品の発表に際しては、個人情報保護の立場からすべて匿名としました。


●入賞コラム

「100字コラム」コンクール入選作品は以下をご覧下さい。

 【 大賞 】


「忘れてはいけないこと」
東日本大しんさいによって、原発のかかえていた様々な問題が表面化した。色々な人の思いの中で、原発せいさくが進められてきた背景がある。その根本にあるはずの安全をどこかに置き忘れたまま。これ以上、想定内、想定外という言葉には、たよりたくない。 (小学4年生)

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 【 優秀賞 】


「ダルビッシュ有、歴代最高額契約」
ぼくは、野球をやっています。だからこのニュースはとてもすごいと思いました。そして、メジャーでも、何勝もあげていっているのでダルビッシュ選手には、これからもがんばってほしいです。だけど次は、ぼくがこの記録を上回りたいです。 (小学6年生)

「原発について思ったこと」
人は自分勝手だと思う。今まで原発にたよってきたのに事故があれば停止。事故などがおこってしまう場合もあると考えるのが普通ではないのか。想定外なんて言葉があっていいのか。人の命をたった3文字で片付けてしまっていいのか。 (中学2年生)

「一生に一度?の金環日食」
5月21日、太陽の中心が月にかくれて光の輪に見える金環日食の日だった。運よく見ることができた。次に観測できるのはいつだろうと思った時、地球は今のままでいられるのだろうかと思った。未来の人たちのために、地球を大切にしていかなければならない。 (小学5年生)

「原発は『ゼロ』なんかじゃない」
日本の原発は、42年ぶりに「ゼロ」の状態になった。でも私は、原発は、動いていなくても、その中にきけんな放射性物質があるため、あるだけで、あぶないものだと思う。だから、事実上「ゼロ」でも、「ゼロ」なんかじゃない。 (小学6年生)

「約60日の停止」
福島第一原子力発電所を初めてとする日本の原発が、約60日間停止した。逆にいえば60日しか停止しなかった。あれだけ多くの人が傷ついたのに、日本はまだ原発にたよるのか。この夏、節電方法をしっかり考え、脱原発により近づきたい。 (中学3年生)

「暴走やめて」
イランの核開発問題が世界に与える影響は大きい。欧米諸国がイランに対して制裁をしても、それに対抗して核開発を続ければ、余計に世界との対立を深めてしまうだろう。歴史的な対立があったとしても国際協調を目指す今、一国だけの暴走はやめてほしい。 (中学3年生)

「覚悟はいかほど?」
ギリシャの財政破綻は、政府の隠ぺいが主な原因である。国の代表とはいえど、たかが数百人の独断で国民が害を被るのは変だ。ユーロ圏離脱・残留を問わず、彼らが私財を投げうつようなレベルの誠意がなければ、国民の理解など得られるはずがないと思う。 (中学3年生)

「感動と言葉」
朝、いつもなら友達と会って交わる言葉「おはよう」この日はそれより先に「見て!日食」と今までにはない言葉が一番に出た。日常生活で普通に交わされる言葉までを変える空の指輪。いつか未来の人達は、次どんな感動をするのだろうか。 (中学3年生)

「守りたい命」
トキのヒナが生まれた。絶滅しそうな彼らにとっては、大ニュースだ。私たちも彼らを祝福したいと思う。しかし、彼らを絶滅の危機に追いやったのは私たち人間であることを忘れてはならない。だからこそ、私たちは彼らを救いたい。いや、救わなければならないのだ。 (中学2年生)

「原発はまた稼動しなければならない」
東日本大震災で原発の恐ろしさも知った私達は原発を停止させた。だが今まで原発に頼りきっていた私達は厳しい生活を強いられ、原発のある地域では街の再生が止まってしまう。原発を止めるだけが正しい判断とは限らないと思う。 (中学3年生)

「批評し合う政治」
原発を起動させるか脱原発か、政府で言い合っているのをよく見る。けれど一番大切なのは、まず結論を求めることではなく、国民に何が必要なのか、協力して考えることだと思う。お互いに批判するのではなく、批評し合った政治をしてほしい。 (中学3年生)

「武道必修化!」
4月からの中1、2年生の保健体育で武道必修化について僕は反対。僕は正直怖い。柔道にいたってはうけみができなかったらどうなってしまうことだか。剣道でもつきをしてしまったら、首からのどにかけてけがをしてしまう。だから安全が保証できるうえで必修にしてほしかった。 (中学1年生)

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 【 入選 】


「持つべきものは責任と思いやり」
見た目が格好良いからという自分達の勝手な思いで引き起こした事故。その責任は重いと思う。一般道路で競技用自転車を使用するということは自ら事故を引き起こそうとしているのと一緒ではないだろうか。もっと他人への思いやりの心を持つべきだと私は思う。 (中学1年)

「増税反対!!」
6月26日、消費税増税案が可決された。国のお金が足りないと言って増税されては、こっちが困り果てる。増税の前に、公約を守れない議員を減給したり、辞めさせたりして、無駄を削減したりしてほしいものだ。何もせず増税というのはひどいと僕は思う。 (中学3年生)

「伝統と命」
武道に詳しくない先生が多い中、必修化するのはどうかと思う。日本の古き良き伝統を身をもって学ぶことは良いことだと思うけど、命の危険も他の競技より大きいし、道具にかかるお金も少なくはない。せめて、先生に武道の知識を与える機会を国につくってほしい。 (中学2年生)

「世界一の電波塔」
東京スカイツリーの開業は、日本の技術面でのすごさを世界中に知らせたり、観光客の増加をはかれる画期的な建造物であると私は考える。しかも、東日本大震災をのりこえての建設は奇跡とも言えるだろう。私はこのスカイツリーが日本を変える事も出来ると考える。  (中学2年生)

「竜巻でも協力、やさしい人たち」
5月6日にすごく大きな竜巻がおきた。東京にはこなかったが、とてもこわかった。竜巻が終わって、色々な人たちががれきを一生けん命かたづけていた。ボランティアの人はやさしいと思った。自分も大人になって何かあったら手つだえるようになりたい。  (小学4年生)

「太陽と月の天体ショー」
私は、この金環日食を見て、とても宇宙の神秘を感じた。この金環日食を私達より先に見たのは、932年前の人なんだ、と思うと、気が遠くなる。私たちは、とても幸せな世代なのだな、と思った。この経験は私達の子どもの世代にも伝えていきたいと思う。  (中学3年生)

「日本政府のムダ」
政府は日本の消費税を10%へ増税するというが、もっとムダを削ってからしてほしい。「事業仕分け」をやったものの、政府がもつムダは全く減らず、道路を直してはまた同じ所を直す、というようなムダを続けては、また増税という結果が見えている。 (中学3年生)

「原発のない未来へ」
私は、日本に50基以上の原発があると知り、びっくりした。でも今は、原発が停止しても、火力・水力などで生活を補っている。夏に電力が不足すると言っているが、一人一人が節電や生活の意識を変えれば、原発に頼らない未来が実現できるかもしれないと思う。  (小学6年生)

「光輝く神秘な輪」
5月21日、多くの人が空を見上げただろう。金環日食だ。空に見えた光り輝く神秘的な輪はとても心を動かした。朝、多くの日本人は日食グラスを片手に空を見上げていた。金環日食という現象が日本全体を一体にしたように感じた。  (中学3年生)

「つなげる命」
今、世界では、たくさんの絶滅危機動物がいる。その原因は人間による地球温暖化などだ。トキは田んぼの減少とともに減少してしまった。命を救うためテレビの呼びかけによりヒナは無事に巣立ちをすることができた。私たちの少しの心がけで命を救う助けができる。 (中学2年生)

「互いの信頼関係を築くために」
今の日本社会は、信頼関係が欠けている、そう思ったのは企業の在り方に疑問を持ったからだ。私達は企業を信用して協力をしている。が、企業側はその信用を裏切るかのような問題を起こしてしまう。まずは両者が信頼できる環境を整えるべきではないだろうか。  (中学3年生)

「大切な命」
竜巻や地震など自然災害やかん境はかいで大切な命が失われていく自然災害を止めることはできないが、かん境はかいは、止めることが出来る。それにより多くの命を守ることが出来る。地球のかん境を守るために今、自分ができる事をもう一度考えようと思った。 (小学6年生)


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●2012年度上半期 応募要項
≪応募受付は終了いたしました≫


■応募期間
2012年6月1日 〜 7月13日

■対 象

小学4年〜中学3年生

■発 表
2012年7月末

■ 賞

「100字コラムコンクール」応募者の中から大賞、優秀賞、佳作を選定し、賞状と副賞(関連出版物「現代用語の基礎知識 学習版2012→2013」他、文具券)などを贈ります。

■J・J大賞選考委員(順不同)
井手重昭 (元NHK解説委員/NPO現代用語検定協会代表理事)
片岡 輝 (前東京家政大学学長/NPO現代用語検定協会理事)
大野幹憲 (弁護士/NPO現代用語検定協会理事)
(株)ケーエスコーポレイション
清水 均 (自由国民社編集局編集長)
「現代用語の基礎知識 学習版」編集室
NPO次世代教育推進機構
NPOベターライフ・スタイル

■発 表
集計結果および「100字コラムコンクール」入賞作品は、当ホームページに掲載、現代用語検定協会の関連出版物でも掲載されます。

■応募方法

応募シートに記入後、下記の住所に郵送するか、FAX、メールで応募して下さい。

NPO現代用語検定協会
〒206-0823 東京都稲城市平尾1-54-6
TEL.042-331-2172 / FAX.042-350-6217

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●事務局   特定非営利活動法人 現代用語検定協会
         〒206-0823 東京都稲城市平尾1-54-6
         TEL. 042-331-2172  FAX. 042-350-6217
         メール info@genken.com

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